2021.05.26
物理的な1台のサーバーのCPU、メモリ、ハードディスクなどを抽象化し、複数の仮想的なサーバーを構築することを「サーバーの仮想化」といいます。
仮想化の歴史は以外と古く、1960年代には広く使われておりました。高価なサーバーの共同利用方法として発展してきました。
サーバーやネットワークの性能が大幅に向上している現代においては、ハードウェアの物理リソースを最大限に活用し、多くのユーザーや業務で有効に活用するための手法として、サーバーの仮想化は注目されております。
サーバー仮想化は利用する仮想化ソフトウェアによって、ホスト型・ハイパーバイザー型の2種類の手法に分類され、それぞれメリット・デメリットがあります。 この2種類の方式では、図に示したようにハードウェア・OS・アプリケーションの関係性が違っています。サーバー仮想化を行う場合は、この2種類の方法のメリット・デメリットを把握して希望に近い方を選ぶとよいでしょう。
物理サーバーはリソースを常に使用しているわけではなく、リソースを持て余している事が多いです。サーバの仮想化を使用することで、今までは5つのシステムを5つのサーバーで運用していた場合、5つのシステムを1つのサーバ―に集約することができます。
仮想化したサーバーのリソースの限りは自由に変更可能です。物理サーバーを購入し、オーバースペックだった場合はリソースを減らすことができませんが、仮想サーバーでしたら、適切なリソースに増減させることができため、リソースを持て余すことはありません。
サーバーをデータセンターにハウジングしている場合、今までは5U分の設置スペースが必要だったところ、仮想サーバーに集約することで、1U分の設置スペースまで減らすことができます。データセンターの利用料も場合によりますが、減らすことができ、コスト削減に繋がります。
仮想化のメリットは分かったけど自社で仮想サーバーを構築、運用できる技術者がいないという事はございませんでしょうか。
そのような場合はレンタルサーバーやクラウドサーバーのサービスのご利用をお勧めいたします。
上記のサービスは仮想化の技術が使われておりまして、技術者がいない場合でも手軽に仮想サーバーの仕組みが利用できる事が特徴です。
弊社の仮想サーバーの仕組みを使用したサービスは、「BizGr@nd」です。
BizGr@ndの特徴はリソース確保型という点です。よくあるベストエフォート型のレンタルサーバーでは、物理サーバのリソースを沢山の仮想マシンで共有するため、利用者が集中する時間帯にリソースが逼迫してシステムの動作が遅くなったり、不安定な状態に陥る場合があります。
BizGr@ndは稼働する仮想マシンを最適な台数に限定することで、いつご利用いただいてもシステムの動作が安定し、自社専用のサーバーと同様の感覚でご利用いただけることが特徴です。
更に、BizGr@ndは高い免震性能を持つ国内の自社データセンターで運用されており、BCP対策にもおすすめです。