2021.05.26
マイクロソフト社のソフトウェア製品をボリュームライセンス等で購入すると、ライセンスはお客様自身(自社)の使用に対してのみ許諾されます。SPLA(スプラ)は、この様なライセンスプログラムとは異なり、『第三者』であるエンドユーザーにマイクロソフト製品を提供することができるライセンスプログラムです。
今回は、BizGr@ndで提供するSPLAについて、提供ライセンスの種類やユーザー側のメリットを詳しくご紹介します。
※SPLA:Microsoft Services Provider License Agreement
SQL Server等自社で保有しているライセンスがあるので、それらのライセンスをBizGr@ndで使用したいが可能か?とのお問合せをいただくことがあります。残念ながら、BizGr@ndにおいてはお客様が保有しているマイクロソフトライセンスを持込いただくことができません。ソフトウェアアシュアランス(SA)によるライセンスモビリティをお持ちの場合であっても、持ち込むことができるのは、マイクロソフト社の認定モビリティパートナーであるデータセンター事業者に限定されます。保有資産を有効活用できないと思われるかもしれませんが、SPLAを使用するメリットも沢山ありますので、詳しくご紹介していきます。
SPLAは、自社サービスをユーザーに提供する際に必要なMicrosoftライセンスを、当社の様なサービスプロバイダーが申告制で購入する仕組みとなります。データセンターにて展開しているBizGr@nd上の仮想サーバにOSやSQL、RDS等のライセンスを付与してユーザーにサービス展開するシーンでは、SPLAを利用する形になります。
SPLAの利用には次のようなメリットが挙げられます。
SPLAで提供可能なライセンスには次の様な製品があります。
※提供可能なSPLAライセンスは変更になる場合がありますので都度お問い合わせください。
SPLAでは通常使用するマイクロソフト製品をほぼカバーすることができ、利用において多くのメリットがあることがお分かりいただけたかと思います。 ハードウェアと同様にソフトウェアについても、自社資産から必要な時に必要な分だけ利用する形態にシフトすることで、無駄なく効率的な投資計画を立てられるのではないでしょうか。